若者の活字離れ、インターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などの普及によって新聞の価値が問われている。確かに速報性や情報の量では勝ち目はない。しかし、一番大切なのは情報の中身。玉石混交かつ体裁もばらつきのあるウェブの情報に比べて、新聞は取材に基づいた事実と分析が、読みやすくレイアウトされているという点で、多くの読者に支持されている。日頃から新聞を読んでいなければその価値は分からない。そこで、私共では情報の価値を伝えるためさまざまな取り組みを行っている。
弊社では定期的に新聞を購読していないお宅に訪問して、どのような情報を求めているのかをお聞きし、興味のありそうな記事をパウチしてお届けするサービスを行っている。たとえば、ガーデニング好きの方には、庭づくりのヒントになるデザインや肥料の種類、育てるコツが掲載された切り抜き記事を持っていく。すると「新聞には、こんなことも書いてあるのね」と喜ばれ効果絶大だ。
静岡新聞データベースplus日経テレコン21を導入してからは、お客様から過去の記事への問い合わせに対し、検索を行うことですぐに記事を探し出すことができるようになった。記事の切り抜きイメージも印刷できるので、パウチの作成も簡単だ。気になるテーマの記事は、クリッピングに設定しておけば検索の手間もかからない。データベースは、新聞記事の「質の違い」を改めて知っていただく機会として、手放せない強力な営業ツールになっている。