本校が、静岡市葵区東鷹匠町に『新・静学』としてスタートしてから今年で4年目となりました。
図書館も新しくなり、年々利用されることが増えてくる中、生徒の更なる利用促進を目指し、図書館では次の2つに重点を置いています。
ひとつは、生徒に「本に触れ読書することの楽しさや大切さ」を知ってもらうこと。そのために毎月「図書館のお知らせ」を発行し話題の本や新着の本を紹介しています。また図書館の利用の仕方や読書案内として役立つように、全員に「図書館ガイド・図書100選」という小冊子を配布しています。こちらは静学のホームページから電子書籍としても見られるようになっています。
もうひとつは、「情報を取得する場」として図書館を利用してもらうこと。レポートや小論文作成、調べ学習等で必要な情報を提供するのは、図書館の重要な役割です。そのためには、資料が整理され、情報の検索システムが機能していなければなりません。また最近ではネットから得られる情報が溢れていますが、毎日のニュースを伝えてくれる新聞情報も不可欠です。そこで昨年から、図書館内の2つのPC、そして20台のiPadに『静岡新聞データベースplus日経テレコン』を導入しました。データベースならば、過去〜最新の新聞記事までを、効率的に検索し、その内容を確認し背景や経緯を知ることができます。さらに静岡新聞と日本経済新聞で記事の比較も可能です。
図書館では、生徒の学びを支える場として、これからももっと利用される機会が増えるよう、様々な取組みをしていこうと考えています。ぜひ多くの生徒に活用していただきたいと思います。
図書館では、生徒の情報活用能力育成のサポートとして『静岡新聞データベースplus日経テレコン』の利用に取り組んでいます。
例えば、新聞記事に興味を持つ入り口として、図書委員が、生徒に知っていて欲しいキーワードを選び、新聞記事データベースから記事を検索し掲示しています。掲示板には、静岡学園の部活動から科学や政治の記事まで多種多様な記事が並んでいます。また、図書館授業のレポート作成では、必ず新聞記事データベースから取り込んだ記事を盛り込むことをお願いしています。今年度からは、社会科の専門科目「グローバルヒストリー」や保健体育「環境問題」、家庭科「保育」などの図書館授業でも活用が始まります。
新聞記事は、限られた字数で物事を端的に表現している文章です。レポート作成や小論文対策に新聞記事データベースを活用することで、膨大な情報から必要な情報を選択する能力を身に付けてほしいと願っています。