平成25年4月、常葉学園内の三大学統合と常葉大学の発足に伴い、従来の学園内の大学図書館も統合し、常葉大学附属図書館が誕生しました。この図書館統合には、今日の電子書籍化の流れを見据えた時、学生の利便性を高める意味もあります。
たとえば、経営学部は富士キャンパスと浜松キャンパスにまたがる学部ですが、富士キャンパスで購入した経営学関連の電子書籍は浜松キャンパスの学生も利用できます。それのみならず、その電子書籍は静岡キャンパス瀬名校舎と水落校舎の学生も図書館で利用できるのです。
このような学生にとっての利便性向上は私たちの図書館が絶えず念頭に置いている観点ですが、この観点から見た時、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、学生の期待に応える内容を備えています。 常葉大学は静岡県内出身の学生が多いのですが、静岡県内の経済・社会動向を的確に報道してくれている静岡新聞のデータベースは、常葉大学生の日常的な関心を満たしてくれるものと言えます。また、地元企業に就職することが多い常葉大学生にとって、静岡県内の企業についても詳しい情報を提供してくれている日経テレコンはとても有益です。
4月から「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を導入しました。新聞記事を求めて図書館を訪れる学生の多くは掲載時期が曖昧であったり、漠然としたテーマだったりします。そんな時にデータベースは大変便利です。時系列に沿って把握できることも役立ちます。また、検索語が記事のどこに掲載されているのか一目で分かる記事テキスト表示と切り抜き紙面そのままに表示できるなど、検索結果が使いやすいのも魅力の一つです。
企業研究は経営学部生や就活生に欠かせません。「静岡新聞データベースplus日経テレコン」では、日経会社プロフィル、静岡県会社要覧など静岡県内外の企業情報を幅広く入手できるコンテンツがそろっており、活用が期待されます。
これまで冊子体や別々のデータベースを使い分けて提供していた情報に学生自身が気軽にアクセスできる環境作りが出来たのではないかと思います。