大正9年開館の浜松市立中央図書館は、浜松市役所・浜松城・美術館の近隣に位置し、浜松市内の23館1分室の中心として全館を取りまとめています。
当館には、2つの調査に特化したコーナーがあり、毎日多くの皆さまの調べものにご利用いただいております。
まず、浜松市を中心とした静岡県内と三遠南信の地域に関する郷土資料を扱う「郷土資料室」です。次に事典・図鑑・地図・法規などの調べもの資料を扱う「参考図書室」です。
図書館では、多くの新聞資料を整理・保存しています。日々のニュースから図書館独自で地域に関する検索語の登録をしていますが、すべては登録できません。
皆さまのお問い合わせ対応をより充実させるため、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を導入し、多角的な新聞検索ができるようになりました。
レファレンスは、来館しなくても広くご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。資料探しのお手伝いをさせていただきます。
今後も、生活により役立ち、使いやすい身近な図書館を目指します。ぜひ、図書館をご活用ください。
浜松市が舞台となっている平成29年の大河ドラマをきっかけに、地域の歴史についての関心が高まり、歴史資料に関するレファレンスも増えています。井伊直虎関連資料も数多く出版されましたので、特設コーナーを設け広く市民の皆さまにご覧いただけるようにしています。
また、地域に伝わる歴史資料をインターネットでご覧いただける「浜松市文化遺産デジタルアーカイブ」を平成25年度より整備しています。ここにも、直虎関連資料として多くの古文書等を搭載させていただき、好評を得ています。
このほかに、浜松市は外国にゆかりを持つ市民が多く住む都市であり、多様性は都市の魅力となることから、子供たちへの豊かな読書体験を提供する「いろいろな国のおはなし会」や多言語による「ブックスタート」など、多文化サービスを推進しています。やさしい英語の本からスタートし、たくさんの英語にふれることで英語力をつける「英語多読」の資料も充実させ、幅広い年代の皆さまに活用いただいています。
中央図書館は資料やサービスの充実に加え、より使いやすく、時代の変化に対応した地域の情報交流拠点としての役割が求められています。そのためにも「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を大いに活用し、過去から現在までの情報を必要に応じて提供していきます。広く皆さまに図書館をご利用いただけるよう努めてまいります。