御殿場市は昭和30年2月11日に、市政を施行し、平成27年度に市政60周年を迎えました。昭和45年11月10日に開館した御殿場市立図書館は、蔵書増加等の理由により、昭和56年11月3日に現在地に移転し、市民の資料・情報の場として、幅広い分野の資料収集に努めてきました。
当館では静岡新聞を、昭和47年より製本・保存してきましたが、このたび平成28年4月1日より、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を導入しました。これにより静岡新聞と日本経済新聞等の新聞記事検索や、様々な経済データの情報入手が可能となりました。
新聞記事検索では、キーワードや日付を入力するだけで、同時に静岡新聞と日本経済新聞が検索でき、特に過去の記事を探している利用者の方には大変便利で喜ばれています。地域ニュースの情報収集も可能になりました。レファレンスカウンターで印刷にも対応(有料)しており、記事のスクラップをしたい方は、ぜひご利用ください。
また新聞記事以外にも、企業情報や各種の調査・ランキングといった多様なデータを収録しており、様々な調べ物や学習、研究、ビジネスと、広範囲に活用いただける新聞データベースです。
「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、来館者の皆さまご自身で、利用できる新しい情報ツールです。ぜひご活用いただきたいと思います。
もちろん、新聞・雑誌コーナーにおきましては、従来通り新聞紙面の閲覧もできます。こちらもあわせてご利用ください。
当市では、多くの市民の皆さまに図書館を活用いただけるよう、様々な取り組みを行っています。
まず開館時間は、朝9時から夜9時までの12時間です。これは県内一長く、利用者の皆さまからは、とても便利との声が多く寄せられています。
次に、移動図書館車ライオンズ号です。改造したトラックに本を積み込み、市内40か所のステーションを2週間かけて一巡しています。本館に行くのが大変な人や、小学校・幼稚園・保育園の子供たちに喜ばれています。今年の4月で、導入してから45年となりました。
3つ目は熱心な図書館ボランティアの存在です。6か月児健康診査を受ける親子に絵本をプレゼントするブックスタート事業や、小中学校・幼稚園・保育園や図書館などで行う「読み聞かせ」は、ボランティアの方々の熱意と志の支援を受け、実施されています。
多くの方々に支えられている当市の図書館ですが、このたびの「静岡新聞データベースplus日経テレコン」の導入で、一層皆さまのお役に立てることを期待しています。