図書館利用者は情報を求めて来館します。館内の図書資料や新聞雑誌資料で事足りればいいのですが、それでも調べきれないケースがあると思われます。そんな時、新聞記事データべースは「調べ、探し、集める」で期待に応えてくれるツールです。
▽膨大な情報ストックがあり、年数が経っても消えない▽調べたい特定の出来事やテーマに関する記事が、キーワードを入力するだけで瞬時に拾い出せる
▽「過去」から「現在」まで時系列で把握できる ▽取材・編集を経た信頼度の高い情報を得られる、などの利点があるからです。
【県内の「?」に即応】
当館が導入している「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、文字通り、静岡新聞と日本経済新聞の記事を検索できるものです。中でも静岡新聞の情報は、手元に届く新聞では読めない県内他地域の地方版の記事を読めるようになっています。
小学生の自由研究で「久能山東照宮を調べたい」、防災対策に生かすため「過去の災害状況を集めたい」など、地域に関係する情報ニーズは多様化してきましたが、来館者の問い合わせに応じるレファレンスカウンターで、以前より即応できるようになったのを感じます。
【ビジネス情報を図書館で】
このデータベースでは、日本経済新聞の記事も検索できるので、日々の経済の動きや経営のヒントになる情報が充実しました。当館では利用者向け端末で使えるようにしています。火曜日から木曜日が午後6時半まで、金曜日は午後9時まで開館していますから、仕事後の利用が可能です。ビジネスマンや商工業者、行政職員、農漁業従事者が、図書館を仕事に役立つ情報収集の場としてくだされば幸いですし、学生、高齢者、自治会・地域活動関係者など、様々な方々に様々な方面で活用していただきたいと思っています。