本校は、全日制普通科 、各学年7クラスで、ほとんどの生徒が4年制大学への進学を目指し、日々努力を重ねています。 こうした中、学習指導要領の改訂により、生徒が新しい社会で生き抜くために育むべき学力の3要素が示され、 それに伴い大学入試にも知識だけではなく、「 思考力・判断力・表現力」が必要な問題が増えてきています。そこで、本校では新聞というツールを有効に使うことで、生徒の「思考力・判断力・表現力」
の向上につなげることが出来ないかと考え、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を導入しました。これにより新聞データベース上にある多くの記事の中から、生徒が求めている記事を検索することができ、生徒の調べ学習に大きく役に立っています。 また、本校はサッカーを校技とし、文武両道のもと、生徒はさまざまな活動に取り組んでいます。これまで本校の活動が新聞に取り上げられた時には、新聞を切り貼りし掲示していた手間が、「静岡新聞データベースplus日経テレコン」 の導入により新聞記事を見やすく印刷・ 掲示することができるようになり、担当者の手間が省けるとともに、より生徒に情報が伝わりやすく、生徒の愛校心向上につながっていると感じています。本年には新校舎が完成します。教育環境も整い、更なるIT化を推進してい きます。
本校には、医学部医学科や看護学科、 教育学部などを目指している生徒が多数おり、そうした大学入試においては面接が課されることがあります。特に大学入試での面接は、専攻する学問の正確な知識や、最新の情報が必要とされるので、 2年生のうちから新聞を使って、授業では行わないような知識の習得やアウトプットの能力向上を目指す必要がありました。そこで私は特進クラスの生徒を中心に希望者を集めて、新聞記事を切り抜き、その記事の感想と前の人が選んだ記事の感想を書き、次の人に回す、新聞記事の切り抜きリレーを行いました。また、時には教員側から記事を提供し、生徒に感想を求める取組も行い、その際に「静岡新聞データベースplus日経テレコン」の豊富なデータが大変役に立ちました。 これにより普段学校の授業では触れることが出来ない分野を学ぶことができ、 生徒の視野が広まり、進路目標の実現に大いに役立ったと感じています。今後も「静岡新聞データベースplus日経テレコン」の活用を模索しながら、 生徒が視野を広めることが出来るような取組を実践していきたいと思います。