平成25年に校舎を新築した際、全教室の壁面にHDMI及びLANコンセントを埋設し、教室の大型モニターにパソコン上の画面を映し出すことが可能になりました。以来、インターネットによる情報を活用した教育活動が活発化してきました。
さて、私が担当する「社会演習」の授業では、時事問題について理解を深めるとともに、コミュニケーションスキルを身につけることを目的に、アクティブラーニング形式の授業展開をしています。
グループワークや調査学習などを通して、主体的に学ぶことで、思考力や表現力を身に付け、その際、生徒自身で時事問題の情報収集や、さまざまなデータの統計を取るために「静岡新聞データベースplus日経テレコン」を活用しています。
必要な新聞記事やデータ、画像までも簡単に検索、表示して活用することができるので、生徒も新聞記事データベースを利用した調べ物学習や課題に積極的に取り組んでいます。また、生徒自身でテーマを考えプレゼンテーションを実施した授業の際も、さまざまなデータから統計を導き出し、独自の観点で問題解決の糸口を見出していました。
「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、教員側が生徒に提供する情報としての活用にも非常に便利ですが、生徒自身が自ら学ぶツールとしても大変魅力的な素材であると感じています。
私は就職指導課を担当しており、歴史ある本校と、地元企業との長い関係性の中で、学校紹介による就職内定率100%を維持するよう、日々努力を重ねています。
高校卒業後に就職を希望する理由は人それぞれですが、大切なことは自分の意志で決めること、決めたことに責任を持つことだと考えています。
そのためにジュニアインターンシップへの積極的な参加や、各種資格の取得によって就労意識を高め、自らの希望する進路への実現に向け全力を尽くすよう指導しています。
「静岡新聞データベースplus日経テレコン」は、日経会社プロフィルや静岡県主要企業情報等から企業のさまざまな情報を調べることができるため、就職活動での重要なツールとなっています。企業の沿革や関連企業が分かりやすく記載されているほか、営業品目の比率から企業が主力としている商品を把握することができ、ホームページだけでは得られない情報が取得出来ます。
さらに、関連記事をPDFファイルでも見ることができ、写真やグラフと合わせて企業やその業界の最新情報を知ることができます。これらは求人票には掲載されていないため、希望する生徒にとってかなり有益な情報源となっています。